ダッチオーブンでピザ焼き／CHSいろいろサイト

このページは、柔らかくなりがちなチルドピザをダッチオープンでぱりぱりにやいてみました。ここに書かれている記事からご参考になれば幸いです。

【料理関係】

お手軽中華：回鍋肉

【手作りくん製】

家で活躍する鍋

掲載データ
“禁転載”

【amazonで調べる】
Coleman
【12インチ・ダッチオーブン】

ロゴス(LOGOS)
SLダッチオーブン
10inch・ディープ(バッグ付)

キッチンでも使えます。ケース、リッドが付いています。

イワタニ(Iwatani)
カセットガストーチバーナー
CB-TC-BZ [HTRC 2.1]

熱が回りにくいリッド（蓋）の加熱や、表面の炙りに便利です。

LODGE(ロッジ)
リッドスタンド A-5-3

高温になった蓋を置くのに、このスタンドは必要不可欠で安心して調理が出来ます。

ソト(SOTO)
ステンレスダッチオーブン
交換用底網(10インチ用)
ST-910NT

底網でピザを浮かせて、熱をダッチオーブンへ循環させます。ピザ焼きの時は縁が接触しない様に焼いてください。

アルベラ
木柄ターナー
AR-9592

ピザを取り出す時ナイロン製だと高温で歪んだり溶けたりしますので、金属ヘラで柄が木の物が安心です。

自家製ﾊﾝﾊﾞｰｶﾞｰ

油淋鶏を作る

タコ焼きづくり

チキンカツ丼

より美味しくを目指しチャレンジ！

移　動：ダッチオーブンキッチンタイプコンロに適したダッチオーブンお手入れ使用時に必要な道具鋳物ダッチオーブンで調理調理での注意点家庭用ピザ窯の種類

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　　ダッチオーブンでパリパリのピザを！　　　トップへ

鋳物ダッチーブンでピザ焼き

【宅配ピザはデリバリーの先駆者】

　昭和後半でピザといえば、イタリアンレストランやピッツエリアしかありませんでしたが、1985年には宅配ピザ店として「ドミノピザ」が恵比寿に１号店をオープンしたようです。今や宅配ピザ会社は増え、またメニューも豪華なものが増えました。出た当時は珍しくたまに宅配をお願いしていたりしました。しかし、当時はとってもおしゃれで美味しくて良かったのですが、１枚1,500前後からだったので家族でお腹一杯食べるのにはお財布にはつらい価格でした。

【ピザはどうしてもパリパリを食べたい！】
そのあとにお洒落な「イタリアンレストラン」がふえ、石釜で焼いた香ばしいパリパリした物を楽しんだ物です。
そんな高価な壁を破ったのが、チルドピザでした。本来はピザ生地を強力粉で作るともっと良いのでしょうが、“早く・安く・ほどほどに美味しい”近道はこの既製のピザです。明らかに違うお店との差は「高温の石釜で焼く「パリパリ！」とした食感ですね。
これをどうにかして家庭で出来ない物か？と考えた時に、アウトドア用に購入していた「ダッチオーブン」が使えないかと考えました。

　　台所では脚無しのキッチンタイプ　　　トップへ

10インチの鋳物製ダッチオーブン

　LODGEなど本格的なものは、「キャンプ・ダッチオーブン」と「キッチン・ダッチオーブン」があります。このメーカーは住み分けがハッキリしているので、キッチンタイプには足が無く、キャンプタイプにはかなり高い足が付いています。両方に使えるものはと言うと「中途半端」と言われるかも知れませんが短い足が付いているタイプが比較的安く手に入ります。
ちなみに、私が使っているのは比較的安価なキャンパーズコレクションの物です。うちのは10インチくらいなので重さも程々です。
【どうにか使える10インチ】
最初に焼いた時は、キッチンのガスコンロを利用したので火力を甘く見ていて、直において焼いていたのですが、上がちょうど良くなる頃には下は真っ黒になってしまいました。はっきり言ってトホホです。では持っていたロストル（専用金属製のすのこ）を敷いて上にピザを載せました。ダッチオーブンは寸胴なべと違って、底より持ち手の当たりの方が少し広くなっています。このロストルのおかげで少し直径が大きくなり、ピザ生地の歪みが少なくなりました。

　　使用後に手入れが必要な鍋　　　トップへ

　ダッチオーブンは、鋳鉄（鉄の鋳物）なので、前回ちゃんとメンテナンスをしていなかった方は海に浮かぶ廃船の錨の用に赤茶色になっていませんか？実際私は、バーベキューから戻ってきてビックリ！２時間後位にケースから出してみて驚きました。いつもは家での使用のみだったものですから、使用後は油を補給していたのですが、外での初めて。炭火で上下を囲まれ過酷な状態でおそらく軽く付いていた油分が殆ど焼け切れてしまったようです。水洗いの後油でコーティングするメンテナンスをしていなかったのがいけなかったのです。

お手入れ簡単なColemanのエナメルタイプ

　という少し手入れが面倒なオーブン（鍋）ですが、素材のパワーはそんじょそこらの物には引けを取りません。ほかにも写真にあるエナメルの物があるのですが、残念ながら鋳鉄ではありますが、８インチとチルドピザには直径が足りませんでした。今はメンテナンスが簡単な、ステンレスのダッチオーブンが売っていますが、２万円以上と高価の品を購入の際は利用頻度を考慮してからの方が良いかもしれません。

　　必要な道具　　　トップへ

キャンパーズコレクションのダッチオーブンと丸型スタンド、リフター、ロストル

ダッチオーブン10〜12インチ（購入の場合は仕上げ品質を確かめてからにしましょ）
付属していなければロッドリフター
丸形スタンド
焦げを軽減出来るロストル（専用金属簀の子）
ヘラ（金属◎）取り出す時に使用
ピザカッター

※フタや鍋は高熱になるのでやけどや火事にならない様に、気をつけて自己責任でやってください。

　　鋳物ダッチオーブンで調理開始！　　　トップへ

上部はバーナーで加熱しないと溶けませんでした。

キッチンのコンロで調理する場合も、写真の別売りの丸形専用スタンド、リフター、ロストルを用意します。
フタの置き場を確認してその辺りに丸形スタンドを置いておきます。
調理が終わる時にフタをあける為のロッドリフターも必ず用意しておきます
ダッチオーブンの中にロストル（金属簀の子）を入れ鍋を温めます。（プレヒート）
重い分厚いフタは上からの加熱が可能なので、コンロで加熱しておきます。
※フタや鍋は高熱になるのでやけどや火事にならない様に、気をつけて自己責任でやってください。
はじめから上手くいくとは限りませんが、火力の調整はあまり高温ですと鍋に接している「縁が真っ黒に焦げ」てしまいます。
火を通さなければいけないトッピングはこのときのせます。(バジルは完成後に)
鍋やフタが加熱出来たらチルドピザを入れます

ミックスチーズ
1kg

すかさず加熱したフタを火傷しない様にロッドリフターで注意して鍋に乗せます。
※但し、室内では炭を乗せられませんので、徐々に温度が下がってきます。
弱火〜中火くらいで３分位したらリフターで状態を確認する。
フタも隣のコンロで加熱しておくと、熱の回りはいいようですが、早くチーズ面を溶かすにはガスバーナーも意外に使えます。
※使う時は遠くから火を当てないと、生地が焦げますのでご注意を。
焼けたら丸形スタンドが用意してあるのを確認してからフタを移動する。
取り出す時に耐熱樹脂製の物だと溶ける可能性がありますので、金属製のヘラを使います。この後すぐカットする為に使う「ピザカッター」でを使ってカット台（直径より大きい物でないと上手く切れません）で切り分けて完成です。

　室内でダッチオーブンを使ってピザを焼く場合、室内で上フタに炭を乗せる事は非常に危険でできません。こんなことからオーブンレンジなどの様に、内部の高温維持が難しいです。１番の問題は、10インチのダッチオーブンは底の直径がチルドピザより小さいので、そこで温められた高温の熱気が上部に回らない事です。そのために、底面は焼けて上部はあまり焼けない問題が出ました。チルドピサを焼くのでしたら12インチタイプか、底が広めのハーフダッチオーブンが適していると感じました。
　鍋底の熱を鍋内上側に回すには周りの隙間がないと難しいからです。
　この鍋をオーブンのように使うには、本体のプレヒート（余熱）が必要です。場合によっては、リッド（蓋）を別のコンロで高温に加熱し再び鍋に戻す方法もかなり室内では危険ですが効果的です。
　実際一番出回っている深底の10インチダッチオーブンでのチルドピザの調理は、直径の問題から熱の対流不足でかなり難しいと感じました。