機器の清掃と分解修理
★最終手段:分解内部清掃 リビング使用のガスファンヒーターの内部清掃 ニトリミニファンヒーターの内部清掃 各種ファンヒーターの内部清掃 期間使用の各ファンヒーターのメンテナンス トップへ
暖房機などの空調機器には、ほとんどの機種で吸気フィルターが設置されています。通常の使用であればこのフィルターが細かい綿ぼこりを受け止めて内部の侵入を食い止めてくれます。しかしこのフィルターの網目から通り抜ける小さな埃は残念ながら内部に入ってしまいます。それが長期間の使用で積もってきます。これがセンサーに異常を引き起こしたり、ヒーターで綿ぼこりが焦げて異臭を放出します。この状態では吸気フィルターの掃除だけでは解消しません。一旦内部をご覧になるとひどい状態になっている場合もあります。 シロッコファンヒータータイプの対策 トップへ こちらは2016年製のニトリのミニPCTヒーター(電気ファンヒーター)です。非常に小型で能力も近くに置いて使っても比較的低い300Wと600Wの切り替えで転倒時に電気遮断装置付きのものです。大きさはCDサイズ程度と足元に置いてもあまり邪魔になりませんので、非常に重宝していました。しかし2シーズン使っていると、使用中になにやらげ臭い匂いがしてきました。
このヒーター自体の背面位あるフィルターは掃除をしてあり、気になる綿ボコリはありませんでした。しかし顔の近くで運転して見るとかなりホコリが焦げているような匂いがしました。おそらく内部の吸い込んだ埃がヒーターに送られ、熱で焦げている様です。 ファンタイプの電気ファンヒーター対策 トップへ こちらは2002年製のNational(現Panasonic)のポカレットの電気ファンヒーターです。使用中に焦げ臭い匂いの温風が出るとの修理依頼がありました。コンセントに繋いで見て運転して見るとかなりホコリが焦げているような匂いがしました。周りを見回して見るとこの小型温風機にはフィルターがありませんでした。 上記のニトリのPCTヒーターは、シロッコファンで温風を出していましたが。このヒーターには扇風機の様な金属製の羽根(ブレード)が使用されています。このモーターに直結されたブレードから、後方下部のスリットから冷気を吸い込みます。ファンの上にあるヒーターで温められた温風を、前面のスリットから排出する構造になっています。 ファンタイプの人感センサーファンヒーターのお手入れ トップへ 左の写真は、アイリスの人感センサー付きセラミックヒーターです。このファンヒーターは、吸い込み口が向かって、左右にあるために、後ろに押し付けても使用できる様になっています。このため、トイレや脱衣室などの狭い場所にとても適しています。左右から吸い込まれた空気は、内部正面にあるフィルタに吸い込まれ、内部のヒーターを通って下の排出口から暖かい空気が出る様になっています。分解はまだしていませんが、普通のファンタイプの様に思えるフィルターの汚れ方をしています。 横吸気ファンタイプの内部清掃はこちらからシロッコファンのガスファンヒーターのお手入れ トップへ
左の写真は、東京ガスのガスファンヒーターです。使われているファンは、エアコンなどでも使われている省スペースで風量の豊かな「シロッコファン」が使われています。
温風機は皆そうですが、冷えた外気を吸い込み内部のガスバーナーや電気ヒーターによって温めた空気をファンによって送り出します。一部のセラミックヒーターなどの一部では使われている扇風機の羽根タイプのものはあまり使われていない様です。やはりコンパクトで風量が多く強いシロッコファンは最適な様です。
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