![]() "ガスファンヒーターのスイッチ完全修理" 移 動: スイッチ故障のGファンヒーター 電子基板を確認します 故障箇所を探す 未使用のタクトスイッチを移動する 新しいタクトスイッチの置換え リンク: 警告灯対策の内部清掃 警告灯がすぐに点くフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 4足運転スイッチ交換 2足運転スイッチ交換 トップページ スイッチが壊れた長期使用のガスファンヒーター対策 トップへ
前回、突然燃焼が止まり警告ランプ付いた状態から、分解掃除で復帰したファスファンヒーターです。
もう1箇所気になる所が反応が悪くなった運転スイッチです。このスイッチは5つあるスイッチの中で一番酷使される所です。流石に長期間使用していると徐々に運転スイッチが触れても入らす、何回も押し直しをしなけばならなくなってきました。
今まではここで寿命か・・と考えましたが、分解して調べると電子基板にはマウスにスイッチなどにも使われている、押すとスイッチの入切ができるタイプ「タクトスイッチ」というものが使用されていました。これを交換すれば復帰する可能性があります。 分解して電子基板を確認します。 トップへ これからの作業は自己責任で行ってください。作業経験の無い方は、買い替えしてください。
まず作業する前に、ガス漏れしない様にス元栓を止め、また感電しない様にガスファンヒーターの電気コードを外しておきます。 摩耗したスイッチの場所を探す トップへ 2019.10.19に分解掃除した後、現在もエラーを起こすことなく快調に燃焼してくれています。しかし1年3ヶ月過ぎた頃から、清掃をしていない電子基板の運転スイッチの作動がおかしくなりました。このスイッチは、様々な電子機器で使われている押すタイプのボタンスイッチに使われている「タクトスイッチ」です。形状は密閉型なので、清掃は難しいと考え部品の交換を考えないといけないと考えました。 応急処置:本体装着の未使用のタクトスイッチを移動する トップへ
操作パネルには操作ボタンが5つあります。そのうち運転 入/切、室温調整 上/下、おはようタイマー、おやすみタイマーとなっています。分解して操作パネルをみると同じタクトスイッチがこの分の5個ついています。本来ならば、同じサイズのタクトスイッチを手に入れて取り付ければいいのですが、同じ6㎜サイズでも高さが色々あります。間違って買うものと面倒なのでちょっと考えてみました。
上の画像がガスファンヒータの上面パネル内の電子基板のウラ側で、黄色の枠がタクトスイッチがハンダ付けされている箇所です。間隔が違う4つの足が見えます。ご覧の通り足の間隔が違い運転スイッチは離れていますので、間違えがありません。本体上面のスイッチパネルを確認しながら、取り外すスイッチはどれなのかを決めます。
4本ありますので片方の列ずつ溶かすとやり易いと思います。先細のプライヤーは本体上部のプレートを歪める可能性がありますので禁止です。
摩耗の少ないタクトスイッチの足を整えて基盤の場所に当てます。裏側からハンダゴテで、残っているハンダを溶かしながら穴を回復させます。溶けてきたら足を基盤の元の穴に通します。さらに温めながらタクトスイッチを押すと「ブッスッ」と入りますので、基盤のハンダを確実に溶かしハンダが足りない時は追加します。取り外してある不調のタクトスイッチを「おやすみタイマーの位置」にさしてハンダ付けしておきます。 新しいタクトスイッチの置換え
応急処置で交換してあった古いタクトスイッチを新品と交換しました。こちらのスイッチは1時間で切れるタイプのおやすみスイッチで、消火の5分前にはLEDが点滅する様になっています。
作業をする時は自己責任で行ってください。作業を始める前には、ガスの元栓を閉めて、ガスファンヒーターの電気プラグを抜いておきます。作業しやすい様に本題からガズホースは取り外しておきます。 操作パネルの背面に付いている5つのネジを外し、作業がしやすい様に電子基盤を取り外します。スイッチを取り外すのに必要なのは、半田ごてとスイッチを持ち上げるのに使う「精密ドライバー」です。取り外したいスイッチの基盤の裏側から足に取り付けてあるハンダを溶かします。冷めると固まるのでこの間に精密ドライバーを差し込んでテコにして持ち上げると基盤から外れます。 操作パネルの背面に付いている5つのネジを外し、作業がしやすい様に電子基盤を取り外します。スイッチを取り外すのに必要なのは、半田ごてとスイッチを持ち上げるのに使う「精密ドライバー」です。取り外したいスイッチの基盤の裏側から足に取り付けてあるハンダを溶かします。冷めると固まるのでこの間に精密ドライバーを差し込んでテコにして持ち上げると基盤から外れます。
抜き取ったタクトスイッチの穴は、ハンダで塞がる場合があります。この時は、錫取り器があれば作業がスムーズに進みます。ない場合は電子基板の表側からスッチの4つの足を表側の穴に当てながら、基盤側のハンダを溶かすとズッズと入ります。完全に基盤に奥まで入ったら、ハンダで脚と基盤を改めて溶着します。 半田付け道具をAmazonで見る
部品交換後の動作確認をする 交換作業は、電子基板の弱電の部分なので接触(ショート)などしていなければ、問題は出ないはずです。ガスホースと電源プラグを接続し、ガスの元栓を開きます。点火状態を確認します。交換したスイッチ部分(この場合はおやすみスイッチ)の動作を確認し問題がなければ修理完了です。 ちなみに、この「おやすみスイッチ」は、押すと点火し1時間で消火します。その5分前には、このランプが点滅し知らせてくれます。交換後この動作を何回も試しましたが、誤動作は全くありませんでした。 まとめとして、冬の必需品であるファンヒーター(ガス)の清掃と修理を行いました。長期間の使用では、フィルター掃除だけでは済まない、内部への埃の侵入と、加熱遮断装置の周りの埃による突然の消火、何回押してやっと運転するスイッチの交換など、修理を行いました。改めてなんのトラブルもなく仕事してくれるのは、買った当初はこんなんだったんだなと修理をして思い起こさせてくれました。 清掃と部品交換で半永久的に動く? 内部清掃と部品交換修理をしてみて、基本的にガスファンヒーターは壊れにくい造りになっていることです。ここで交換したタクトスイッチは消耗品ですので長期間には摩耗により接触不良になります。これが一般の方が思う「復帰しない故障」と思われています。
ガスファンヒーターは火を使う暖房機なので高温に耐えうる金属筐体製です。一般の電気のセラミックファンヒータープラスチック製と違い金属製なのでとても頑丈です。 移 動: スイッチ故障のGファンヒーター 電子基板を確認します 故障箇所を探す 未使用のタクトスイッチを移動する 新しいタクトスイッチの置換え リンク: 警告灯がすぐに点くフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 別部屋のGファンヒーターの内部清掃 4足運転スイッチ交換 2足運転スイッチ交換 トップページ ![]() |