"ガスファンヒーター:燃焼部の掃除" 移 動: Gファンヒーターオーバーホール 使用する用具 Gファンヒーターの分解 外側のカバーの取り外し 燃焼室の分解 燃焼部の清掃 作動状態の確認 リンク: 警告灯対策の内部清掃 警告灯がすぐに点くフィルターの掃除 ガスファンヒーターの運転スイッチ交換 ガスファンヒーターの運転スイッチ交換 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 別部屋のGファンヒーターの内部清掃 運転スイッチ不良 トップページ ガスファンヒーターMA-A920FH 2回目のオーバーホール トップへ 前回、2年前に分解してみて、目視でさほどホコリが堆積していなかったので、大雑把に掃除をしておきました。最近ファンヒーターのスイッチ右隣の警告ランプが点きました。そこにはフィルターと表示されていたランプだったので、背面のフィルターを掃除していました。・・・フィルターを掃除しても警告ランプが灯くということは、電気回路の不具合か内部のセンサー周りに温度上昇をしているホコリが付着しているはずです。キッチン使用で自然消火してしまうガスファンヒーター「RR-2406-X」を分解清掃して機能回復したのに引き続き、居間で使用しているMA-A920FHを再び分解清掃してみることにしました。調べてみるとこの機種は1998年8月に販売が開始されています。現在が2019年10月ですので、なんと23年も経っています。 掃除に使用する用具 トップへ
ここではハンディタープの掃除機を使いましたが、無い場合は掃除機のホースに細口ノズルをつけて行います。 修理部品と工具を見る
操作盤と前カバーの取り外し トップへ
ガスファンヒーターの内部清掃をするときには、この機種では前カバーを取り外すせば行えます。側面に左右の上下に2個ずつあり、上段のネジは前カバーの固定兼用となっていて操作パネルの脚を挟んで固定する構造になっています。 上面のコントロールパネル固定用に背面上部に2箇所のネジがあります。気を付けなければならないのは、背面のいくつかのカバーの取り外しには関係ないネジがありますが、この作業では一切緩めません。 分解に使う工具は、中くらいの「#2のドライバー」です。ネジを緩める時には鉄板ビスが使われているので、体重を掛けながらドライバーをしっかり押し当てながら回さないとネジを痛める可能性がありますので、この様に回すと鉄板に食い込んだビスを緩めることができます。 温風吹き出し口カバーの取り外し トップへ 送風口のネジを外します。
いくつかのネジを外すと前面カバーを外すことができます。上の画像が内部前面で、左側の金属の覆い部分がガスバーナーが収まっている燃焼室で、丸い穴の下側には送風用のシロッコファンが収まっています。燃焼室の上に向かう青いコードは燃焼の状態を監視し高温になると燃焼停止制御をする「温度センサー」です。 燃焼室カバーの取り外し トップへ
燃焼温度を管理しているのが、温度センサーでこのファンヒーターでは青いコードの先端に付いています。掃除をしているのにフィルター清掃のランプが点くなどの症状は、このセンサーの周りにホコリなどが付着して、高温になっていると判断して点灯します。
上の画像は、前回の燃焼室の上部の状態です。このカバーの裏側には特に温度センサーのコードが2箇所伸びています。 燃焼部のホコリの除去 トップへ 燃焼室の積もったホコリを確認しましたが、カバー内部のプレートにへばり付いている細かいホコリが殆どでした。古歯ブラシとハンディクリーナーのノズルを使って取り除きます。 組み立て時の注意 組み立てについては、分解時に沢山のネジが使われています。この製品は、鉄板ビスが使われています。しかし種類が3種類使われています。外側の見える部分には、「黒ネジ」が使われていて、内部には「ユニクロメッキ」、表側の温風吹き出し口の黒い部分の留めには「黒ネジ」が3本使われていました。内部では1つ少し違う形状がありましたので、種類別に分けておくと組み立て時に数が合わなくなる恐れも減ってきます。 フラットケーブルの確認 トップへ ガスファンヒーターの前カバーを取り外すときに、本体の電子基板と繋がっている操作パネルをつけたままにして作業を行うとフラットケーブルが抜ける場合があります。作業前にこの箇所を撮影しておくと正しい挿入方向がわかるので便利です。ちなみに逆さに挿すと反応しなくなるので要注意です。この機種の場合はテープの青い印が後ろ側に向く様に挿し込みます。 ホコリの除去後のファンヒーターの作動状態 トップへ
この機種東京ガスMA-A920FHの製造日を調べたところ1998年8月に販売が開始されたものだということが分かりました。現在が2022年1月なので、使用年数が23年越えの製品ということでした。メーカーの部品保有期間は約10年といわれています。ここまで時が経ってしまうとメーカー修理は不可能になります。 特に内部に積もり排出出来なかった、綿ボコリ
断熱材の様に冷却を妨げたりします。温度管理センサー周囲のこびり付いたホコリで過熱状態にになり、警告ランプを点けたり、酷い場合は燃焼ダウン(停止)します。分解して徹底的にホコリを除去したことにより燃焼が止まる事なく、製品が購入当時の様に問題なく暖かい温風を出し続けてくれています。
こちらでは、10年〜20年使用と長期間使用したガスファンヒーター内部の様子をご紹介いたしました。使用状態によっても違いますが、ご参考にしていただければ幸いです。 移 動: Gファンヒーターオーバーホール 使用する用具 Gファンヒーターの分解 外側のカバーの取り外し 燃焼室の分解 燃焼部の清掃 作動状態の確認 リンク: 警告灯がすぐに点くフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 別部屋のGファンヒーターの内部清掃 運転スイッチ不良 トップページ |